2018年11月17日久しぶりのパリ公演

久しぶりに訪れたパリは、何かが始まる予感。

長い時間が流れたにもかかわらず、心はすぐにあの時に戻れる感覚。

 

独立をして間もなかった時期に日本での活動もおぼつかなかった私を、

大きく受け止めてくれたパリという場所。

パリでの活動は、私の自信へとつながって、信じる気持ちへと導いたから、今日の私があるといっても過言

ではありません。

↓ 公演をやり遂げた晴れやかスマイル。

 

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11日。シトシト雨のパリ。

雨でも絵になるパリの空の下、天気ちは裏腹に私の心は踊っていました。

会場のLa cigaleは以前にもコンサートを行ったことのある場所。

「Wherever I am」というタイトルのヨーロッパツアー全貌を収録したDVDのジャケットになっている会場です。

 

 

懐かしい。

ここに立っていたあの日から、私は、たくさん頑張ったんだよ。

今日はいい歌を響かせるわ。

久しぶりの再会にふさわしい、どんな時間が私に流れたか歌を通してわかってもらえる。

そんなパフォーマンスを楽しみにしていてね。

 

 

会場にそんなことをつぶやくのはおかしな事に聴こえるかもしれませんが、小さくそんなことをつぶやいて、

ステージ中央へ。

 

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何度も練習したフランス語。

緊張して喉がカラカラだと、フランス語ってうまく発音できないんだなぁ・・・。

のっけからトチリながら、ご愛嬌。

そこの国の言葉で挨拶をするのは、様々な国に行く旅に、私なりの礼儀なので、うまくできなくてもいい。

っと思っているの。

 

「I believe海の底から」には、コンサートごとにいろいろなバージョン、アレンジが存在するのですが、今回

は私のパリでの活動を印象付けるきっかけとなっている、2007年のパリコンサートのDVDと同じ、

アレンジで歌いたい。と決めていました。

きっとその映像を観て、今回のコンサートに足を運んでくださったお客様も多いと思っていたので、パリの

興奮をもう一度味わってもらえたのではないかな?と思っていました。

 

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相変わらず、コンサートを楽しむ、というお客様のボルテージが伝わってくる、やっていたもとても楽しい

時間でしたが、10年近くの時を経て、お客様も皆、それなりに歳を重ね、どこか落ち着いて、穏やかで

おおらかに受け止めてくれている感じがしたのは、気のせいだったでしょうか?

フランスでは日本でリリースされている全てのタイトルが発売されているにもかかわらず、新旧織り交ぜた

セットリストにじっと耳を傾けて楽しんでくださっている様子が印象的でした。

 

うん。この感じ。

私を待っていてくれた人たちへ歌を届けられる幸せ。

 

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スタンディングオベーション。

鳴り止まない拍手。

アンコールに出たかったけれど、今日は時間切れ。

それに、私なりに全力で本編でおもてなしはしたから、おまけはなしね。

 

舞台袖で鳴り止まない拍手を噛みしめる。

これは頑張ってきた自分へのご褒美。

胸に耳に焼き付ける。

またもっと頑張れるように。

この声をつなげてゆけるように。

 

いい意味でリラックスをして歌っていたのだな。と感じる、体の疲れを全く感じないステージであった

ことに、自分で驚きました。

きっとここが、心地いいと感じる場所だったのかもしれません。

 

終演後、パリのお客様はもちろん、マンチェスター、ロンドン、ロシア、ウクライナ、ポルトガル、

スペイン・・・ヨーロッパ各国からコンサートを楽しみに駆けつけてくれたことをmeet & greetと知りました。

 

20周年イヤーは私からこれまで支えてくれたお客様へ、感謝の気持ちを精一杯のステージでお戻ししたい。

という思いでたくさんのステージを行っています。

この日のパリは、どちらかというと、20周年イヤーまで頑張ってきた私へみんなから、音楽の神様から

プレゼントをもらってような、楽しく、幸せな時間となりました。

 

独立して間もなく立った、パリのステージと同じように、多くの自信を私にくれたパリのステージ。

このまま歩いていっていいんだよ。っと、自分の活動のあり方に肩を押してもらえたような、そんな気が

しました。

 

幸せな時間をありがとう。

パリはやっぱり大好きな場所。

この公演を8年ぶりに催すために力を貸してくれたたくさんの温かな友人(スタッフ)に、心からの感謝を

込めて。