2021年03月26日さくら色の想いの中で

ニューアルバム「この世界のかたすみで」無事に出来上がっているのですが、3月中に発送を開始させて頂く

イメージでいたのですが、工場からこちらに着くのが4月6日になります・・・と連絡が入りました。

楽しみに、早々にご注文いただいてくださっていたお客様、申し訳ありませんが、もう少々お待ちください。

 

 

日本も桜が綺麗な陽気ときいています。

この状況の中で「お花見」は叶わずとも、さくら色の季節を風の中に感じられるだけで何かやわらかな気持ち

に包まれるような気がします。

そんな春のやわらかさの中で、4月17日八ヶ岳高原音楽堂でコンサートを開催します。

お席は残りわずかと聞いておりますので、最後のご案内です。

↓ コンサートの詳しい情報はこちらになります。

http://www.kokia.com/news/post-140.html

 

思い返せば、コロナの事でコンサートの開催が難しくなる。という私にとってはとても難しい状況を強いら

れることとなってから約1年。

上海公演中止、東京オペラシティコンサートホール公演の中止が相次いだ後に初めてステージに立ったのが

八ヶ岳で行われたこのコンサートでした。

はじめてコロナ対策を導入した上で行われるコンサートという形に戸惑いを感じながらも、お客様を目の前に

お招きして歌を歌うことができるということが、こんなにも最高で爽快なことなのか!と全身で感じる事の

出来たコンサートでした。

 

 

それから1年。

まさかこんなにもコンサート開催の難しさが改善されることなく、大きな進展のないまま時が過ぎてしまう

とは思ってもいなかったので、正直、この想いを言葉で表すのはとても難しいです。

もしかしたら、外側からはその難しさは実際のことほどは見えないのかもしれませんが・・・

 

もちろん、変わりゆく状況の中で、配信ライブをはじめ、ミニアルバムの制作など、新しくチャレンジした事

が、また新たな可能性や出会いを広げてくれた。ということもありました。

けれどそれらは、失くなったものの代わりに、どうにかあてがわれた代案なので、それがわたしの心に馴染ん

でゆくには、私にはまだまだ時間がかかりそうなんです。

 

コンサートは、私にとっては歌に魂を吹き込むような特別な場所です。

それは同じ歌を歌うという作業であっても、レコーディングとも違いますし、カメラを前にして歌う配信ライ

ブとも違います。

 

今回、作ったニューアルバム「この世界のかたすみで」のライナーノーツにも文字を綴りましたが、今回のア

ルバムで残したかった想いとは「小さな存在にも陽をあてる」というものです。

新しい様式に柔軟に対応してゆくことはとても大事なことだとは思うのですが、そうした大きな流れの中で

は、見えづらく、うっかり忘れられてしまいそうな想いや立場の人たちも、この美しい世界の一部だという

ことを忘れないでほしいと思ったのです。

 

 

うまくまとめられることもなく、八ヶ岳の公演から1年が経ったのか・・・というところからはじまり、思

うままに文字を綴っていたら、こんなに長くなってしまいましたが、きっとこうして想いを残しておきたかっ

たのは、この春の訪れがどこか別世界で起きていることのように感じる寂しさが私の中にあるからなのかも

しれません。

アルバムに込めた「小さな存在に陽をあてる」という言葉は自分自身の中にある、そうして欲しいという願望

なのかもしれません。

 

さくら色の想いの中で放たれるニューアルバム「この世界のかたすみで」の歌を通して、わたしが感じてい

るこの寂しさと同じような想いを抱いている人の力に少しでもなれたら、嬉しいです。

 

 

今年も(春をはじめに1年の計画をたてています。だから今年も!と言いたいのです)

KOKIAとして輝ける作戦を少しずつ考えています。

歌えることが命。

伝えることが魂。

 

自分で歌ったその言葉の真理をひもときながら、歌えることへの感謝を忘れず応援してくださるみなさまと

一緒に、変わりゆく人生を進めてゆきたいと思っています。