2018年12月02日大阪ビルボード ♪

12月になりました。
なんとも楽しげに、たくさんの事が過ぎ去ってゆこうとするシーズン。

小さな頃は自分がもらうプレゼントのことばかり考えていたけれど・・・

今では、あの人にはこれが似合うかな?

あの人にはこれがいいかな?と、大切な人たちが喜ぶ顔を想像しながら、贈り物を選ぶようになった

自分が少し好きです。

 

先週末に終えた大阪ビルボードのライブは一般お客様にお届けするステージとしては年内最後のステージ。

2018年の春に20周年を迎え、今年はいつも以上にたくさんのリリースとステージを皆さまにお届け

してきました。

来春まで続く20周年イヤーではありますが、この大阪ビルボードのライブは年内最後ということで、

2018年を振り返らずにいられず、いろいろな出来事を思い返して、これからの歌人生について考え

ていました。

 

うまく書きようがないのですが、20周年というこの節目はこれからの私の歩みを大きく肩を押してくれ

る。そんな年になりました。本当にこれからが楽しみ!shine

なぜなら、音楽の神様が私にまだまだ歌うんだよ。っと微笑んでくれたから。

 

 

今だから話せる。そう思える状況になったので、ここに綴っておきたいなということがあります。

実は、思い返せば2010年以降、この8年近くは、体調不良という事との闘いが常に私を悩ませてきま

した。

初めは風邪をこじらせたのかな?

疲れたのかな?

歳?なのかな?

という具合にしか思っていなかったのですが、徐々にどうも突き抜けて体調が戻ることがなくなり、

思うように声が出せなくなってゆく感覚は、「今日のステージをちゃんと歌い終えられるだろうか?」

という、恐怖に変わってゆく時もありました。

 

歌は心。と思うのですが、その心をこめようにも、自分の体が思うように応えてくれなくなっては、

思い描く音を届けることができません。

その日がいつか、やってくるのでは?という恐怖を感じながらステージを送る日々にも限界があるなと

悩み続けた8年間。

そうしてとうとうむかえた20周年という節目。

その体調不良の歪みは最高潮を迎え、華やかに、力の限りを尽くして、私の歌人生は幕を閉じてしまう

のかしら?と思いながら挑んだ春のステージ。

 

音楽の神様がいるとしたら、あの日は私に、シンデレラの魔法のように、ステージを降りるまでは

キラキラの声が出るように、とびきりの魔法をかけてくれたとしか思えないような、「守られた時間」

と思う。そんな不思議な力に導かれてどうにか奇跡の20周年のステージを送ることができた。そんな

時間になっていました。

お客様のためにかかげた「Beyond Imagination」というコンサートタイトルは、私にとっては、自分の

限界と向き合う、自分を超えるそんな課題でもありました。

「もしもこのステージでダメだったら、もう歌えるチャンスもなくなってしまうかもしれない・・・」

そんなことを思いながら挑んだ春のステージ。

20周年の幕開けを華やかに迎えていた私の心中は、思いの外、華やかなものではありませんでした。

 

 

攻めの姿勢で組まれた20周年イヤー。

どこまでゆけるのか、自分でもわからないまま、ステージの度に、これが最後という思いでこなす日々は

続いていました。

私の中ではとても大きな意味合いがあった8年ぶりのパリのステージを、そんな状況の中迎えることは、

想像以上に不安なことで、8年ぶりの私の歌を楽しみに待っていてくれるヨーロッパの人たちに、待って

てよかったと思ってもらえる歌声を届けたい!と思えば思うほど、プレッシャーで押しつぶされそうにも

なりました。

 

そんな折り、緊張のパリ公演の少し前、嘘のように、立ち込めていた霧があっという間に晴れて、忽然と

見た事もないような美しい風景が目の前に現れるかのように、私の息が戻ってゆくのを感じていました。

 

歌は息のコントロールが要です。

けれどこの8年間、咳に悩まされていた私は、息をコントトールしようにも、むせるような咳で息がコン

トロールできなくなることが多かったのですが、「息が普通に吸える」という、懐かしい感覚が体の中に

戻ってきていることを感じていました。

 

その後は上り調子なのですが、8年もの長い間、喉と息が思うように使えなくなってしまった私は、その

代わりをどこかで補って、どうにか自分のイメージする歌を歌おうと努力してきた為、声が普通にでる。

という感覚にまだ自分でも驚いているようなところにいます。

 

 

ものすごく、長い話になってしまいましたが、年内最後の大阪ビルボードでのライブは、声が戻った自分を

確かめるように組んだメニュー。

体調が悪かった時は、どこかで補っても出せなかったクリアな声でしか演奏できない選曲や、喉がついて

これなければ選べなかった選曲を久しぶりに入れ込みました。

そして、「歌う人」という歌を書いた頃の自分の使命をもう一度思い起こさせてくれるような、

『私の歌う歌の力』を久しぶりに自分自身で信じることができるような、歌声が出てきた大阪ビルボード

の2ndのステージは、音楽の神様から、2018年の最後に最高の20年間頑張ったご褒美をもらえた

ような時間を過ごしていました。

 

 

 

目には見えない人たちに・・・

「うん」これからも歌う人でいいんですね?

私、歌ってもいいんですね?

そう問いかけた夜。

 

 

 

大げさに聞こえるかもしれませんが、転職も本当に何回か考えました。

全く本位ではなかったけれど、声がでないんじゃ、仕方がありません。

言葉の通り、泣く泣く・・・

気持ちやこんなにも情熱があっても、できなくなることってあるんだな。

そう何度も思う機会がこれまでにありました。

 

 

でも、自分を信じたい。

みんなにも信じてほしい。

なんかどこから湧いてくるのか分からないけれど、この根拠のない、「信じたい」という気持ちが

私をここまでつなげて、導いてくれたような気がします。

 

 

今、私は絶好調!shine

体調のことのなので、いつまた悪くなるか分からないけれど、だからこそ、一つでも多くのステージを

一人でも多くの方に聴いてほしい。そう思っています。

とても単純で当たり前なことといえば当たり前のことなのですが、人が歌うという、とても単純なことを

仕事にしている私が「KOKIAとして歌い続けていられる」には、私が元気である。という、とてもシンプ

ルなことが不可欠です。

このシンプルなことがいつまで私に与えられるのか、分からないけれど、今の時間を最大限に歌を通して

みんなに還元できるように、頑張りたいと思っています。

 

本当に私の歌を信じて、ついてきて、応援し続けてくれるお客様にも心からの感謝です。

Beyond Imagination=想像を超えて、みんなと一緒に未来に飛び込んでこう!

 

2018年の大阪ビルボードライブを忘れない。

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